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監査法人で出会った優秀な人について

こんにちは、Zです。
私は以前に監査法人で働いていたことがありますが、そこで出会った優秀な人について記載したと思います。
過去の監査法人関係のことは以下を参照ください。

監査法人でのキャリアについて
監査法人後のキャリアについて

優秀な人のタイプ

私が監査法人に入所した時は、同じユニットで同期が20人ほどいました。
その中で、入社時から個性が強い、自己主張がしっかりしている、仕事ができるという極めて優秀な人が大体25%くらいいました。
私は、仕事のできなさでいうと底辺レベルだったので、その優秀な人と比べるべくもありません。

なお、私の感覚では、優秀な人は以下のように区分できます。

会計基準マニアで監査が大好き

英語やITなどの強みがある

人間関係など総合力に強みがある

会計基準マニアで監査が大好き

ここに分類される人は、とにかく会計基準に詳しく、監査をすることに正義感を感じている人たちです。
会計基準は膨大な範囲があるため、会計士試験で一定程度の知識はあるものの、普通の人は実務での細かい論点にぶち当たるたびに自分で勉強して、身につけていくしかありません。もちろん、会計基準マニアの人たちも相当に努力していることはあると思いますが、新しい基準などのキャッチアップも早かったり、会計基準のどこどこに記載されているということが大体頭の中に入っているのです。
監査業務を行う上で、正義感が強く、会計基準どおりの処理がされてないと正義感が働き、クライアントに堂々と指摘できる人種です。
こういう人は、監査法人にとても合っているといえます。パートナーまで昇進し、ずっと監査法人で働いていくイメージです。

英語やITなどの強みがある

ここに分類される人は、英語がネイティブ並みであったり、エクセルやシステムなどのITリテラシーが相当に高い人たちです。
TOEICで満点を取るような人も同期の中には1人はいて、優先的に外資系企業やグローバルクライアントにアサインされます。海外事務所とのコミュニケーションやクライアントとのコミュニケーションもスムーズにとれることから、優位なポジションを築くことになります。
また、エクセルに強い人(一般的にみんなエクセルはみんな一定以上です)、特に複雑なマクロが組めたり、Pythonができる、システムに強いなどの人は、自ら工夫して業務を効率的にすることができ、仕事が早いため、監査チームにとってはとても貴重な存在となります。
英語が強い人は、海外駐在に3年程度行った後、日本で短期間勤務しますが、会計基準マニアの人ほど監査法人には残らない印象です。

ちなみに、信じられないと思いますが、私が監査法人に入った時には、TOEICは350点程度で、エクセルファイルをメールに添付する方法がわからなかったです。。。完全に底辺野郎でした。

人間関係など総合力に強みがある

ここに分類される人は、仕事はもちろん優秀ですが、いろいろな面での総合力が高い人です。コミュニケーション能力が高く、人間関係(社内及び対クライアント)構築にたけてます。特に上司との関係性を築くのがうまく、昇進も早いイメージです。
監査法人に残り続ける人もいますが、割とすぐに監査法人を辞めて、コンサルや事業会社のCFO、独立といった道に進みます。

なお、上記に分類される極めて優秀な人たちの中には、高学歴な人だけでなく、高卒や一般的に高学歴と言われている大学以外の大学の方もいましたので、学歴は本当に関係なかったです。

まとめ

既にお分かりかと思いますが、私は底辺中の底辺でした。それでも、7年間、生き残れたのは極めて優秀な同期以外の、監査法人で行ったら普通くらいの同期がいたからでした。彼らは、普通と言っても、世間一般的に考えると優秀な部類に入ると思いますし、今でもそれぞれの分野で活躍しています。
次回は、極めて優秀な人以外の人たちについて記載したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。